本とCDの日々(仮)
個人的に気に入った本や気に入らなかった本や時にCDやDVDの感想を書いたり書かなかったり。
2007/01/30
TITLE:「 セカンド・アルバム - イン・コンサート 」
![]() | セカンド・アルバム - イン・コンサート はちみつぱい (2002/10/30) ウルトラ・ヴァイヴ この商品の詳細を見る |
例の「ムーンライダーズの30年」のディスコグラフィーのページを眺めてて、純然たるはちみつぱいもしくはムーンライダーズ名義の音源で今や持ってないのは、はちみつぱいの「セカンド・アルバム - イン・コンサート
検索してこのブログにたどり着いた人って(いらっしゃいませ)、多かれ少なかれムーンライダーズのマニアだと思うんだけど、どうですか皆さんは全部コレクションしてます?私はこれではちみつぱい或いはムーンライダーズ名義はすべて揃いました。プロデュース等参加作品は星の数ほどあるから完全に揃えるのは無理だろうが、せめてソロ名義だけでもコンプリートを目指したいものだと思う。で、あと持ってないのは、
・「Decent Incense/Three Blind Moses」
・「今日は雨の日です/かしぶち哲郎」
・「Guitapoera/白井良明&さいとういんこ」
・「When You Love Me/鈴木博文 and Friends」
の4枚だけ。のはず。この4枚はそんなに昔の音源じゃないのだが、気付いたときにはどれも既に品切れだったんだよな。いつか手に入るのだろうか?・・まぁ、コンプリートを目指す過程が楽しいという考え方もあるし。
30周年のリリース・ラッシュが一段落したと思ったら、今度はDVD攻撃が始まりますね。BOXセットはともかく、92年クリスマス・イヴのライブがなぜ今頃?という気もするが、どうせ出すならつきあうからアンコールまで全22曲収録してほしいものだ(12曲収録らしいが)。79年七夕ライブのCDも出る?2枚組なら全曲収録か。楽しみだ。何、「Cool Dynamo, Right On」をシングルカットする?どうした、何があった?シングルのカップリングは新曲でお願いしますよ。カラオケとかなしで。新曲がつらいなら、「ダイナマイトとクールガイ」の新録でもいいけど。あ!CSの「音霊」で出だしだけ聴けた「ゆうがたフレンド」の5人のデモ・バージョン完全収録してくれたら嬉しいが無理かな。無理だろうな。おおお何とP-vineは「イイ仕事」まだ出すのか!?・・ともかく今年前半もライダーズ出費が続くわけね。嬉しいけど。
あとひとつ個人的な希望を言えば、「ムーンライダーズの夜
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2007/01/25
TITLE:「 諸怪志異(1) 異界録 」
![]() | 諸怪志異 1 諸星 大二郎 (2007/01) 双葉社 この商品の詳細を見る |
まず昨年暮れに双葉文庫から名作「ぼくとフリオと校庭で
そして年明けには諸星版「聊斎志異」とも呼ぶべき「諸怪志異」シリーズの文庫化だ。双葉文庫はエラいね。単行本持ってても文庫になるとまた買ってしまう私のような客がいることを分かってるんだな。とりあえず全4巻(完結してないので全、と言っていいかどうか分からないが)のうち、「異界録
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2007/01/22
TITLE:「 歌姫ベスト 25th Anniversary Selection 」
![]() | 歌姫ベスト~25th Anniversary Selection~(初回限定盤)(DVD付) 中森明菜 (2007/01/17) ユニバーサル・シグマ この商品の詳細を見る |
中森明菜が「好きな歌だけ歌う」というコンセプトで日本の歌謡曲をカバーしている「歌姫」シリーズのベスト。「歌姫」というタイトルでカバーアルバムときたら当然中島みゆき「歌姫
シリーズ3枚は全く未聴でこのベストだけ聴いたのだが、選曲的には特に奇をてらったこともなくおとなしめ。ちあきなおみ
山口百恵のヒットソングをカバーするに足る歌い手といえば確かに中森明菜の他にいないと思うので、「秋桜」「いい日旅立ち」といったいかにもな曲じゃないやつをカバーして欲しいなぁ。ということでいつもの妄想企画なのだが、「AKINA sings MOMOE」みたいなタイトルで百恵カバーのみのミニアルバムはいかがでしょう。話それるけどとにかく最近のCDどれも時間長すぎなのよ。時間いっぱい収録するのがサービスと勘違いしてないか。昔みたいに46分のカセットに両面入るくらいでちょうどいい。
話を戻す。収録曲は「夢先案内人
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2007/01/18
TITLE:「 ぼんくら(上・下) 」
![]() | ぼんくら〈上〉 宮部 みゆき (2004/04) 講談社 この商品の詳細を見る |
もう宮部作品読んで「上手いよな〜」と感心するのは芸のない反応だと分かっているのだが,読み終えて最初に頭に浮かぶコトバはやはり「上手い」,この一言だ。今回は深川の鉄瓶長屋で起こるいろいろな事件や謎を同心井筒平四郎を中心に,いつもの宮部節で描いた短編連作。と思いつつ読んでたら,それらの短編が上巻途中から下巻のほとんどを占める長いエピソード「長い影」に連なり,ここで全ての謎が解き明かされるという構成。「長い影」読み始めたら,あまりの面白さに最後まで一気読み。いや呆れるほど上手い。そして面白い。
読んだ人なら皆思うだろうし解説で北上次郎氏も当然ふれているが,これを言わないでは気がすまないので書くが,平四郎の養子候補の弓之助と,岡っ引きの手下政五郎の家にいる人間テープレコーダー三太郎のキャラが抜群に魅力的。弓之助は奇人の師匠じこみの測量マニアで,目にするもの何でも測量しないと気がすまない。外見は「べらぼうな美形」なのだが,宮部作品におけるこうしたユニークなキャラの常で,頭も切れる。平四郎の抱えるやっかいな事件に,的確な口を挟んでみせる。三太郎は「おでこ」と呼ばれる額が異様に広い少年で,この子は物覚えがよくありとあらゆる出来事を詳細まで覚えさせられている。ただ話の脈絡は関係なく言われたままを覚えているので,例えば話を途中で中断されると,頭の中で初めから巻き戻さないと続きが喋れない。とにかくこの二人の造型が愉快で,登場するたびにニコニコしながら読んだのである。
もちろんこの二人の他にもたくさんの魅力的な脇役たちが登場するが,やはり背骨として物語をひっぱる同心平八郎の魅力にふれないわけにはいかないだろう。そもそもタイトルにもなっているぼんくらとは,何事につけ面倒なことが嫌いな彼のことなのだ。実際外回りの花形とも言える今のお役に就いたとき,なぜ私が?と上役にお伺いを立てている。その答えが「おぬしのような,世情に通じた,適度にいい加減な男がひとり欲しいのだ」というのだから愉快。この平八郎,同心という役にある以上,度々血なまぐさい現場や目を背けたくなる裏の事情に立ち会うこともあるのだが,何しろ優しいのである。犯罪の真相が暴かれることで悲しむ人間がいるのなら,いっそこのまま真相は藪の中でいいじゃねえかと考えるような人間なのだ。そんな平四郎が,長屋の住人たちを思いやり義憤に駆られるようにして,弓之助や政五郎らと真相に立ち向かう。この真相に隠される,人の心の醜さ,それは嫉妬心と言い換えてもいいものだと思うが,それに対する著者の筆致は相変わらず容赦がない。
全ての謎が明らかになるメインの「長い影」の後に,デザートのように「幽霊」という短編が収められている。これがまた不思議な余韻を残すのだ。この辺りで改めて宮部みゆき上手いよな〜と感心して,こういう上等の小説を読める幸せをしみじみ噛みしめることになる。キャラは立っている。ストーリーもその語り口も,そして構成も一級品。これを上等と呼ばずに何を上等と呼ぶのだ。
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2007/01/14
TITLE:「 歌謡曲名曲名盤ガイド1970's 」
![]() | Hotwax presents 歌謡曲名曲名盤ガイド1970's 1970-1979 (2005/11/05) シンコーミュージック この商品の詳細を見る |
山口百恵,沢田研二がやはり70年代の歌謡界を代表する二大スター。他に平山三紀,南沙織,夏木マリ,安西マリア,桜田淳子,キャンディーズ,太田裕美,岩崎宏美,ピンク・レディーと目次を眺めているだけでもため息の出るような錚々たる顔ぶれ。西城秀樹に野口五郎に郷ひろみもいる。個人的にはNAVレーベルにきちんとページを割いているのが嬉しい。何と言っても人生で最初に好きになったアイドルは岡田奈々さまでした。「青春の坂道」は未だに誰にも言わない心のベストテン第1位です。初めて松本隆の名を知ったのは,はっぴいえんどじゃなくてこの曲だった。あと木ノ内みどりもこのレーベルでした。
とは言えさすがに70年代編になると知らないシンガーも多い。と言うか先にあげた有名どころ以外はほとんど知らない。しかし例えばコーラス・グループEVEの前身はアップルズというアイドル・グループだったとか,三浦徳子の作詞家デビューはみうらよしこ名義で高田みづえのアルバムでだったとか,思わずへぇボタン連打のトリビアが満載。もちろんこの頃の歌謡曲が好きという前提の上でのハナシだが。
80年代編
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2007/01/12
TITLE:「 天狗風 」
![]() | 天狗風―霊験お初捕物控〈2〉 宮部 みゆき (2001/09) 講談社 この商品の詳細を見る |
今頃読んで言うのも何だが、やっぱり上手いよね。いちばん怖ろしいのはもののけの類いではなく人間だとか、真の美しさはそれを見る人の心の中にあるとか、今時恥ずかしくて誰も口に出せないようなメッセージをこれだけ正面から描いて、なおかつ読者の心揺さぶるなんて、まさしく天才の技。実は途中で主人公のお初が猫と話し始めたとき、おいおいいくら霊能力があるからって、動物と話ができるとかそういうのは禁じ手じゃないの?とも思った。それをありにしてしまうと、何でも解決できてしまうじゃないの。しかも猫とは話せるが他の動物の言葉は分からないとかする方がよほど不自然だし。それには一応、最後に解釈のようなものがある。それに完全に納得できたわけではないのだが、お初と生意気な猫との楽しいやりとりを書きたかった著者のサービス精神の表れでもあるのだろう。
中盤、形を持った風としてもののけが正体を現すシーンで、梅原克文の「ソリトンの悪魔
などと書いてたら、当然未読の宮部時代物をまだまだ読まなければならないのだが、梅原克文作品を猛烈に再読したくなってきた。とりあえず「サイファイ・ムーン
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2007/01/09
TITLE:「 震える岩―霊験お初捕物控 」
![]() | 震える岩―霊験お初捕物控 宮部 みゆき (1997/09) 講談社 この商品の詳細を見る |
「あかんべえ
主人公は血なまぐさい事件の現場に足を踏み入れたり関係者に触れたりすると,事件の光景が断片的に見えてしまうという超能力を持った一膳飯屋の少女お初。岡引の兄や算学を志す若者右京之介,お初の力に興味と理解を示す奉行など,いつもの通り魅力的な脇役を配して,物語はこれもまたいつも通りの宮部印の人情譚。
当の事件の核にあるのはおなじみの忠臣蔵騒動だが,しかし綱吉がいかに迷惑な将軍だったかという切り口がやや類型的な気がするのは時代小説を読みなれていない私だけか。それと事件の渦中で犠牲になる二人の子どもが不憫だった。ともかくフォーマットは時代物でも,繰り広げられるのは現代的な超能力エンタテインメント。ラスト芝居小屋での大立ち回りまで,著者のサービス精神に感心しながら読了。おおまだまだ読まねばならない宮部作品が山積みだ。
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2007/01/03
TITLE:「 日曜洋画劇場 40周年記念 淀川長治の名画解説 」
![]() | 日曜洋画劇場 40周年記念 淀川長治の名画解説 淀川長治 (2006/12/20) レントラックジャパン この商品の詳細を見る |
だらだらとTVの前で過ごした正月に消化したものなど。まずはこのDVD。特典映像として淀川さんが亡くなる直前に収録され死後放送された映像が収められているが、なぜこれを特典と呼ばねばならないのか理解に苦しむ。貴重な映像であることは分かるが、この収録はやや悪趣味ではないか。おなじみの語り口調にゲラゲラ笑ったりしんみりしたりしながら,120分余り全く飽きさせません。そして勢いで喋っているように見えて,実は言葉の選び方に細心の注意を払っていることがよく分かる。淀川さんの著書は多いけど,こういうふうに解説だけを収録したDVDを企画発売するテレ朝はえらい。家宝にします。今度はTBSが荻昌弘氏のDVDの発売を検討してくれると嬉しいです。
暮れのM1グランプリのチュートリアルがショックを受けるほど面白かったのでDVD「チュートリアリズム
宮部みゆき「あかんべえ
WOWOWで三谷幸喜「決闘!高田馬場」「12人の優しい日本人」「戸惑いの日曜日」を観る。贅沢だ。なぜこの人はTVや映画だと急に安っぽくなるかな。新しいCD聴いたのは曽我部恵一「LOVE CITY
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