本とCDの日々(仮)
個人的に気に入った本や気に入らなかった本や時にCDやDVDの感想を書いたり書かなかったり。
2008/07/15
TITLE:「 鈴木先生5 」
![]() | 鈴木先生 5 (5) (アクションコミックス) (2008/07/11) 武富 健治 商品詳細を見る |
もはや改めての紹介も不要なくらい有名になった「鈴木先生」の第5巻。過剰な心理描写はますますその度を増し、鈴木先生の眉間の皺の深さと発汗量たるやギャグの域に入り始めている気もするが、そこに描かれているテーマは相変わらず重い。「手のかからない(と思われてる)子供の犠牲の上に現在の教育は成り立っている」なんて、現場で職業として教育に携わる人たちは考えたことがあるだろうか。とりあえずこのマンガの品質に関しては各方面の折り紙つきなので、今回は個人的に難点をいくつか。まず鈴木先生の彼女である麻美さんのスピリチュアル方面の能力は必要か。大槻教授みたいなこと言うけどそういうことが絡むとややシラけるのよなぁ。それと画が少し荒れてないか。後半夏祭りのエピソード、浴衣姿の人がたくさん出てくるせいか画がごちゃごちゃして非常に見辛い。パッと見た印象が汚いと思う。妊娠した麻美さんを紹介される鈴木先生のお母さんの服のトーンが安直。それとこれがいちばん気になったのだが、続木先生はあの人込みの中でどうして山際たちの悪巧みに気付いたのか。後姿だけで挙動不審と決めつけるのはあまりにも不自然。こういう小さなところのリアリティを大切にするマンガだったはずなのだが。あえて連載には目を通さないようにして、単行本にまとまるのを待つようにしているのだが、次巻のテーマがまさか鈴木先生の出来ちゃった婚だったりしたらちょっとガッカリしますよ。
- books |
- トラックバック(0) |
- コメント(-) |
- ▲
2008/07/13
TITLE:「 細野晴臣アーカイヴスVol.1 」
![]() | 細野晴臣 アーカイヴス vol.1 (2008/07/09) 細野晴臣 商品詳細を見る |
祝daisy world再開、ということで細野さんの過去の音源集。1曲目からオキナワンな感じで夏の休日の昼寝のBGMには最適。和みます。NHKドラマ「ウォーカーズ」のサントラ出して欲しいと思っていたので、今回の収録は嬉しい。いずれにしろ細野さんのパッケージ化されてない音源はまだまだたくさんあると思うので、こういう形でシリーズ化してリリースされるのは大変有意義なことである。こういう言い方は語弊があるかもしれないが、どこか観客を想定していないようなタイプの音楽がいちばん細野さんらしく、そしてわれわれ聴き手にとっても気持ちが良いと思うのだ。たいして面白くもない日常の生活を彩る、ささやかで慎ましいBGMとして。細野さんの監修で、daisy worldの音のカタログとも言うべき「daisy holiday」も同時発売。こちらでは細野さんが笑わせてくれます。何と愛すべき61歳か。
デイジー・ホリデー presented by 細野晴臣
posted with amazlet at 08.07.11
青柳拓次、キセル、細野晴臣&ワールド・シャイネス他
Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M) (2008-07-09)
売り上げランキング: 302
Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M) (2008-07-09)
売り上げランキング: 302
- music |
- トラックバック(0) |
- コメント(-) |
- ▲
2008/07/12
TITLE:「 歌旅 」
![]() | 歌旅-中島みゆきコンサートツアー2007- (2008/06/11) 中島みゆき 商品詳細を見る |
もはや巷で激しく消費され尽くしてしまった感のある名曲「ファイト!」であるが、本来は小さな声でひっそりと特定の個を励ますはずの歌が、いまや歌の中で揶揄される当の“闘わない奴ら”すらも含めての応援歌みたいになってしまって個人的にはちょっと残念。了見が狭いですか。それでも改めてライブで聴くとその声の迫力に言葉を失います。やはりこの歌は明らかに単純で能天気な人生の応援歌などではなく、ある特定の人びとを攻撃する歌だ。願わくば現在の自分が、その攻撃される側の人間になってしまっていませんように。それから同じく十代の頃に聴いて涙した「蕎麦屋」の無常観は今聴いてもやはり胸にしみる。この名曲が所ジョージの「寿司屋」に対抗して作られたなんて話もありました。♪寿司屋に行って〜寿司でも食お〜うと誘われてその日本語にふとオドロいた〜、ってやつですね。懐かしい。
- music |
- トラックバック(0) |
- コメント(-) |
- ▲
2008/07/11
TITLE:「 love the world 」
![]() | love the world(初回限定盤)(DVD付) (2008/07/09) Perfume 商品詳細を見る |
まずいな〜初回限定版を買っちまったよ。別にPerfumeに興味があるわけじゃなくて中田ヤスタカの才能に惚れ込んだのだと言おうと思って本家のcapsuleやプロデュースしたmegやらのCD何枚か借りて聴いてみたのだが、特に面白くもなくピンと来るものもなかったんだよなー。つまり純粋にPerfumeが好きってことじゃないのそれ。今回の曲もアルバムからのシングルカットですと言われたら鵜呑みにしそうなほどどこかで聴いたようなテクノというより人畜無害のエレクトロ・ポップ。ニコニコしてるけど本当は意地悪な性格っぽいかしゆか(100%想像です)のルックスにいい年して参ってるんですとカミングアウトするか・・。全編モノクロのPVを収録したDVD付き。いい年してPerfumeにハマっていく自分がこわい。
- music |
- トラックバック(0) |
- コメント(-) |
- ▲
2008/07/09
TITLE:「 分福茶釜 」
![]() | 分福茶釜 (2008/06/03) 細野 晴臣、鈴木 惣一朗 商品詳細を見る |
これは細野さんと鈴木惣一朗氏との対談というのかな。要するに鈴木氏が細野さんにいろいろインタビュー形式で聞いていくという、何だか何度も見たことのあるようなタイプの本だ。それにしても細野さんの仙人めいた達観した語り口調、あるいは正体不明のつかみどころのなさはいつも通りなのだが、普段はなかなか聞けない家族の話など生々しいところまで聞き出しているのは鈴木氏の功績か。中でもマッチョな音楽の流行に対する反動から、あえて「女性性」を前面に出したSketch Showを始めたという話が興味深い。個人的にエレクトロニカと呼ばれるジャンルは、嫌いではないのだがどことなく去勢された音楽のような印象もあって今ひとつ夢中になれないものを感じてもいるのだ。別にマッチョな音楽が好きというわけでもないのだが、やはり時にはずっしりと腹にこたえる音を聴きたいよなと思うのは、21世紀的な音楽の聴き方ではないのかしら。別にマッチョな音楽だけが聴きごたえのあるものというわけでもないのだが。それから表現の仕方として、そのままコピーするのも楽しい、という話にちょっと感動した。「オレがオレが」的な自己主張ばかりが表現じゃないってね。細野さんならではの含蓄のある御言葉。人との関わり合いに疲れた一日の終わりに、パラパラと読んでみると癒されるかも。
- books |
- トラックバック(0) |
- コメント(-) |
- ▲
2008/07/07
TITLE:「 floating pupa 」
![]() | floating pupa (2008/07/02) pupa 商品詳細を見る |
知世ちゃんのコスチュームだけユキヒロさんじゃなくて旦那さんのデザインなのか。NHKで放送されたドライブ特番やライブでも思ったが、40歳を過ぎて色気とは全く無縁でありながら他にはない清潔な立ち位置を獲得していることがすばらしいと思う。こんなきれいな年のとり方もあるんですよ。往年のアイドルが話題作りのために安易にヌードになったりしてガッカリさせられることの多い昨今(いや裸にガッカリするという意味じゃなくて)、ずっとファンでいたことが嬉しくなるような貴重な存在。
で、肝心の音の方は、まあメンバーの顔ぶれから想像出来る通りの音ではあるが、個人的にこの手のエレクトロニカな音にちょっと食傷気味ではある。気持ち良く聴けるとは思うのだが。それにMySpaceとかで事前に情報流し過ぎな気も。まあメンバーの豪華さを考えればパーマネントなユニット(やはりバンドというよりユニットよね)にはなり得ないと思うのだが、次はライブを経てよりフィジカルなエレクトロニカに進化(退化?)した音が聴けると嬉しいと思う。
- music |
- トラックバック(0) |
- コメント(-) |
- ▲
- | HOME |













