本とCDの日々(仮)
2008/06/27

TITLE:「 地球のはぐれ方 

地球のはぐれ方―東京するめクラブ (文春文庫 (む5-8))地球のはぐれ方―東京するめクラブ
(2008/05/09)
村上春樹、吉本由美、都築響一

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吉本由実も都築響一も決して下手な文章書きではないと思うのだが、村上春樹の文章の圧倒的な読み易さの前では色あせて見えるようであるから、共著は損である。と言うかこんなハワイや熱海といったいかにも俗な場所についての文章を書いても、村上春樹的なムードはいささかも損なわれないから改めてすごいと思った。完成された文体は書く材料を選ばないということか。まあ本書で紹介されている場所で個人的に興味を惹かれるのはサハリンくらいで、他は想定内というかその土地について特に新味のある紹介がなされているわけでもない。それにしても都築さんの容貌魁偉ぶりは、北方「水滸伝」実写化の際には魯智深役にぜひ抜擢してほしいものだ。「ROADSIDE JAPAN―珍日本紀行」や「TOKYO STYLE」大好きです。筑摩書房様、「珍世界紀行」も文庫化して下さい。